捻りの利いた使用例

第1地帯宛が続きます。これは、捻りの効いた郵便物です。専門書無しで普通にこのカバーを見破れる方は、かなりの目利きであると、お見受け致します。また日専・航空郵便料金表をそのまま見ても、解読できません。航空郵便料金表を見て、この使用例を解読するならば、ちょっとした応用力が必要です。
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・UPU14円×2枚、他貼り第1地帯台湾宛航空商品見本4倍重量便
UPU14円×2枚+螺鈿10円=合計38円貼られたこのカバー。落札時、「何、この使用例|゜Д゜)?」私自身も良く分かりませんでした。でも意味深に「見本」と書かれている・・・。
日専・航空郵便物料金表の印刷物欄を、購入当時そのまま見ていた為か、当分の間解読できませんでした。とある休日、暇がてらに某専門書の後ろの方を見てたら、1つの料金表に釘付けになりました。それは戦後の外信郵便料金が詳細に書かれている表でして、そこには仕向地毎に各種郵便物における外信航空料金が、分かりやすく記されたものでした。
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欧櫛『KOBE 27.10.49 NIPPON』
そこには、外信商用見本基本料金10円(100g迄は10円、それ以上は50g毎に5円ずつ加算)と書いてあります。また当時の第1地帯宛仕向地料金は、書状・葉書以外は10g毎に7円(これは日専も同じ記載)。
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そこでこのカバーを鑑みると、螺鈿10円が外信航空商用見本基本料金10円(100g迄)、それにUPU14円×2枚で7円×4=28円となり、第1地帯仕向地4倍重量(31~40g)と判明します。このことから、このカバーは第1航空地帯台湾宛商用見本4倍重量便(適正料金)であることが分かり、更に商用見本郵便において、第1地帯仕向地重量扱いとしてUPU14円を適合使用した、稀少な使用例であることも同時に判明しました。
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東京税関検査済。神戸から東京へ転送されたことが覗えます。この様な税関検査印(又はラベル)は、カバーの質を上げる構成要素となりますね。
航空商用見本・・・滅多に見られない使用例、しかも第1航空地帯宛重量便。UPU14円×2枚貼り第1地帯宛仕向地重量加算使用例でもある、秀逸なモノです。
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